体内時計は”起きる時間”で整う|寝坊できない40代の気づき

ライフ

「体内時計を整えましょう」ってよく聞くけれど、じゃあ、何をすればいいの?

結論から言います。まず手をつけるなら”起きる時間”。毎朝、だいたい同じ時間に起きること。これが、いちばん始めやすくて、ちゃんと効く”入口”です。

そして、ここからが今日いちばん言いたいこと。「朝、ゆっくり寝ていられない」人は、実は体内時計には”優等生”なんです。……え、そうなの?と思った方へ。順番に、お話しします。

結論:体内時計は、まず「起きる時間」から

私たちの体には、約1日のリズムを刻む「体内時計」があります。これがズレると、夜眠れない・朝だるい・日中ぼんやり…につながる。

で、この時計を整えるスイッチが、「朝、起きて光を浴びること」。

  • 体内時計は、ほうっておくと24時間より少し長い
  • それを、朝の光が毎日リセットしてくれる
  • だから、まず「毎朝、同じくらいの時間に起きて、朝のうちに光を浴びる」ことから

もちろん、寝る時間も大切です。理想を言えば、寝る時間も起きる時間も、なるべく一定に近づけるのがいちばん。ただ、より手をつけやすいのが”起きる時間”なんです。だから、まずはここから。

※「朝の光 → 夜の眠気」のホルモン(メラトニン)の詳しい仕組みは、こちらのnote記事で書いています。あわせてどうぞ。

なぜ、起きる時間が大事なの?

朝のうちに光を浴びて体内時計がリセットされると、その日の夜に、眠気が来るタイミングが整いやすくなるんです。

個人差はありますが、「朝、光を浴びる → 夜、決まった時間に、自然と眠くなる」というリズムが、作りやすくなる。朝の過ごし方が、その日の夜の眠りを、そっと準備している。そんなイメージです。

だから、起きる時間がバラバラだと、夜の眠気のタイミングもバラつきやすく、寝つけない・眠りが浅い…の原因に。

「でも、私が起きる時間、まだ真っ暗なんですけど?」

……そうなんです。かく言う私も、起きるのは5時台。外は、まだ真っ暗。「朝の光を浴びろと言われても、無理なんですけど?」と、ずっと矛盾を感じていました。

で、調べてわかった、現実的な答えがこちら。

① 起きたら、まず部屋をしっかり明るく
真っ暗な中で過ごすより、室内の照明をつけて、明るくするだけでも、ずっといい。
ただし正直に言うと、室内の明かりは、太陽の光より、ずっと弱い(室内は100〜500ルクスくらい。外は、曇りの日でも室内よりはるかに明るい)。だからこれは、あくまで“つなぎ”です。

② 本命は、日が昇ってから。”起きた瞬間”じゃなくていい
体内時計のリセットは、朝〜午前中に、自然光を浴びれば間に合う。起きてすぐ、である必要はありません。ただし、日が昇ったら、できるだけ早めに、窓辺か屋外で光を浴びるのが効果的です。

③ そして、朝の家事が、絶好のチャンス
ここ、忙しい私たちに朗報。洗濯物を干す、ゴミ出し、子供の送り出し、通勤。そのとき、ほんの数分でも外の光を浴びれば、それが立派な体内時計のリセットになります。曇りでも、外は十分すぎるほど明るいので。

つまり、「暗いうちに起きて、活動を始めて、日が昇ったら、早めに自然光を浴びる」。この流れで、ちゃんと間に合う。

逆に、休日の”寝坊”が、休み明けのだるさを作る

ここが、意外と知られていないところ。

平日がんばった分、休日は昼まで寝ていたい。気持ち、すごくわかります。でも、大きく寝坊すると、体内時計が乱れるんです。

  • 休日に起床時刻を大きく遅らせると、研究では、体内時計が約30〜45分、後ろにずれた例があります(これは、平日よりかなり遅い起床が続いた場合の数値。1〜2時間の寝坊で、必ずこうなるわけではありません)
  • すると、月曜の朝がつらくなる(海外旅行の時差ボケみたいな状態=「社会的時差ボケ」)
  • しかも、その影響は月曜だけでなく、数日続くこともある

「週末にたっぷり寝たのに、月曜がだるい」。あの正体、これかもしれません。

※もちろん、少しの寝坊(1〜2時間くらい)は、そこまで神経質にならなくて大丈夫。問題は、昼まで寝るような”大きなズレ”です。

だから、「寝坊できない私」は、体内時計の優等生

ここで、私の話を少し。

私、ここ半年〜1年、気づけば、ほとんど寝坊していません。

  • 土曜日も仕事。朝は平日と同じ
  • 日曜日も、子供の予定で朝が早い
  • じゃあ平日の休みはゆっくり…と思いきや、家族のお弁当づくり、朝ごはん、洗濯。結局、起きる時間は、いつもと変わらない

はじめは「ああ、ゆっくり寝たい…」と、ちょっと恨めしく思っていました。でも、調べてみて、気づいたんです。

この”毎日ほぼ同じ時間に起きる生活”、体内時計にとっては、わりと理想的だった、と。

望んでそうしてるわけじゃない。でも、結果的に、私の体内時計は、整いやすい暮らしになっているらしい。……なんだ、悪いことばかりじゃなかったのか、と、少し救われた気持ちになりました。

でも、正直に言っておきたいこと

ひとつだけ、ごまかさずに書きます。

「起きるリズムが整っている」ことと、「睡眠時間が足りている」ことは、別の話です。

毎朝同じ時間に起きていても、夜の睡眠時間そのものが短ければ、それはそれで、体は疲れます。(私自身、”寝たい欲”は、正直まだ満たせていません。その話は、こちらのnoteに書きました)

そして、「休めないしんどさ」は、本物。体内時計が整っているからといって、心と体の休息がいらないわけじゃない。だから、

  • リズムは「起きる時間」から守りつつ
  • 休息は、昼間のひと息や、座ってぼーっとする時間で、別に確保する

この二本立てが、いまの私の、現実的な落としどころです。

まとめ:眠る時間は削られても、”起きる時間”は味方にできる

  • 体内時計を整える、いちばんの入口は”起きる時間”(理想は、寝る時間もなるべく一定に)
  • 毎朝、だいたい同じ時間に起きて、朝のうちに光を浴びる(起きた瞬間でなく、家事のついででOK。日が昇ったら、早めに)
  • 休日の寝坊は、ほどほどに(大きくずらすと、休み明けがつらい)
  • 「寝坊できない生活」は、しんどいけど、体内時計には優等生

眠る時間を増やすのは、なかなか難しい。でも、起きる時間を一定にすることなら、今日からできる。しかも、お金もかからない。

できないことを嘆くより、すでにできていることに、ちょっと気づいてあげる。それも、40代からの、やさしいセルフケアだと思うんです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました