「飲むセラミド」、最近また気になってきました。
実は30代の時に数週間試していました。
『塗るだけじゃなく、体の中からうるおう。』とても魅力的な言葉ですよね。
今、更年期で肌が変わってきて、あらためて「飲むセラミドって、どうなんだろう」と思い、最近調べ直しました。飲むセラミドは、”肌のうるおい”には、ちゃんと根拠があります。でも、それ以上でもありません。
この記事でわかること
- 飲むセラミドは、どこまで効くのか
- 目の乾きにも効く? 食事じゃダメ? などの疑問
- どのくらい飲めばいいのか
- (どれを選ぶ? は、次の記事で)
30代の私は、飲んで、やめた。
30代のころ、私はオルビスの「ディフェンセラ」という飲むセラミドを、飲んでいた時期があります。
でも、数週間で、やめてしまいました。
理由は単純で、飲んでも、効果を感じなかったから。「これ、意味あるのかな」と思って、いつの間にか、飲まなくなっていました。
今なら分かります。あのころの私は、肌を”守る”ことの大切さも、飲むセラミドの”効き方”も、まだ分かっていなかったのだと思います。
飲むセラミドって、そもそも何?
セラミドそのもの。肌のバリアや、なぜ更年期に大事なのかは、noteにまとめました。
40代エイジングケア|『セラミド配合』、本当に選べてる?|量より構造で選ぶヒト型7種の見方
保湿してるのに、なぜ乾く?|40代のエイジングケア・セラミドとNMFの話
飲むセラミドの正体は、多くが「グルコシルセラミド」という、セラミドの”前段階”の成分です。
ここで、大事な点を言っておくと、
飲んだセラミドが、そのまま肌に届くわけではありません。
飲んだグルコシルセラミドは、体の中で一度分解され、吸収されます。そして、その”材料”が、肌の細胞が「自分でセラミドを作る」のを、後押しする。そう考えられています。
だから、効き方は”じわっと”。塗ってすぐ、のようなものではないんです。
で、どこまで効くの?
ここが、いちばん知りたいところですよね。
調べてみると、飲むセラミドは、”飲む美容”の中では、けっこう根拠がある方でした。
- 複数の研究(ランダム化比較試験)で、肌の水分量が増えた/水分の蒸発が減った、という報告
- それらをまとめた分析(メタ分析)でも、肌の保湿に有効という結論
「飲んでも意味ない」と切り捨てるほど、根拠が薄いわけではない。
ただし、効くのは、あくまで”うるおい・バリア”まで。
あくまで、「乾燥しにくく、うるおいを保つ」方向の話。ここを大きく期待すると、私のように「効かない」とがっかりしてしまいます。
そして、効果はじわっと、続けてこそ。一度飲んで終わり、ではないんです。
よくある疑問に、答えます
Q. 目の乾きにも効く?
いいえ。研究があるのは”肌”の水分まで。目の表面は、まったく別の組織です。目の乾きが気になるなら、飲むセラミドではなく、眼科へ。
Q. 食事じゃダメ?
セラミドは、米・大豆・こんにゃく・小麦などの食事からも摂れます。ただ、研究で使われている”確実な量”を、食事だけで狙うのは難しい面も。サプリやトクホは、その”量を補う”位置づけです。
Q. 他にも、メリットはある?
本命は、やはり”肌のうるおい”。腸や弾力など、他の分野の研究もありますが、まだ”研究段階”で、期待しすぎないほうがいいところです。
どのくらい、飲めばいい?
私がいちばん失敗したのは、ここでした。
研究では、4〜12週間の継続で、うるおいの変化が報告されています。
つまり、効果を判断するなら、まず1〜3か月は、続けてから。
数週間でやめた30代の私は、そもそも、変化が出る前に、やめていたわけです。
そして、飲むセラミドは、続けて”保つ”タイプ。やめれば、じわじわ元に戻ると考えられます(塗る保湿と、同じ発想です)。
とはいえ、一生がんばる必要もありません。食品なので、乾燥が気になる季節だけ続ける、でもいい。自分の肌と相談しながら、で十分です。
まとめ:うるおいには効く。でも、万能じゃない
飲むセラミドを、薬剤師として調べ直して、たどりついたのは、こんなところです。
- “肌のうるおい”には、根拠がある(飲む美容の中では、しっかりした方)
- でも、シワ・シミ・若返りではない。過度な期待はしない
- 効くのは、続けてこそ(1〜3か月、そして”保つ”もの)
30代の私が、あのとき知っていたら。そう思わなくもないけれど、今からでも遅くない。そう思って、私はもう一度、向き合ってみることにしました。
では、実際に選ぶなら、どれを、どう選べばいい?
次回は、選び方を詳しく書いていきます。
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